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【考察】DOSIは日本市場で覇権を取るか? 

レビュー

こんにちは、JGGのkei(jpn)です。

先日、LINEの関連会社とお話しする機会があり、じっくりと今後の展望を聞くことができました。

対話のなかで、LINE系列のリリースしているweb3サービス「DOSI」は、日本市場において覇権を取るポテンシャルがあるのではないか、というワクワク感を感じずにはいられませんでした。

そこで、すでにネット上で公開されている情報をコンパクトにまとめましたので、DOSIが日本で圧倒的シェアを取る可能性があるのかを一緒に見てみましょう。
※2023年7月現在の情報です

DOSIとは

DOSIとは、LINE関連会社が提供するNFT総合プラットフォームです。

DOSIサービス内に、ありとあらゆるブランド、ウォレット、ゲーム、決済といったベース(プラットフォーム)が集約されています。

※DOSI=韓国語で都市のこと

DOSIでできること

DOSIでは、おもに次のことができます。

  • NFTマーケット
  • DOSIシチズン(メンバーシップ)
  • DOSIアーケード(賞品つきゲーム)
  • DOSIアドベンチャー(抽選参加)
  • DOSIランド
  • その他いろいろ
NFTマーケット

一次流通、二次流通どちらでもNFTの売り買いができます。

2023年7月現在、取り扱っているNFTコレクションは
・シチズン
・フレンズ
の2種類です。

DOSIシチズン(メンバーシップ)

DOSIのメインNFTです。保有数が多いほど、DOSI内活動でのメリットがあります。
詳細は下部で説明します。 ※2023年7月現在のフロアプライスは約23ドル

DOSIアーケード(賞品つきゲーム)

ミニゲームを遊べます。上位ランキング、スコアに到達するとシチズンNFTを獲得できます。
2023年7月現在は、毎週5ゲーム合計で1500個のNFTが配布されています。

DOSIアドベンチャー(抽選参加)

DONを消費して、毎週、特別なNFTを貰える抽選に参加できます。

DOSIランド

Lv2以上のシチズン保有者のみ参加できる、フィンシアトークン(仮想通貨)が受け取れる抽選ゲームです。落選した場合も、賭けたDONが8割戻ってきます。 ※現在は日本のIPアドレスでは参加不可

DOSIシチズン(NFT)とは

CitizenとはDOSIを代表するメンバーシップNFTで、保有数が多ければ多いほど、DOSI内での活動が有利になります。
具体的なメリットは次のとおりです。

保有数が多いほど毎日貰えるDONが増える

シチズンLvと保有数の合計で、毎日貰えるDON数量が決まります。

Lv1. トラベラー:20 DON
Lv2. ビジター:110 DON
Lv3. レジデント:1150 DON
Lv4. シチズン:17500  DON

Lv2からDOSIランドに参加できる

Lv2以上のシチズンを持っていれば、フィンシアトークン(LINEの主要トークン)が抽選で貰える「DOSI Land」に参加できます。

※日本からのIPアドレスは現在対象外😭

シチズンのレベルを上げるには

DONとレベルアップパスを消費することで、シチズンのLvを上げることができます。
※パスは、NFT購入50ドルにつき1枚が貰えます

Lv2に上げるには:Lv1を5体と、1000 DONとパス1枚消費
Lv3に上げるには:Lv2を5体と、6000 DONとパス5枚消費
Lv4に上げるには:Lv3を5体と、10万 DONとパス50枚消費

DONとは

DONは、DOSI内のさまざまな場所で使えるコインです。
※DONはトークンではなく、ポイントのようなもの

使用例

  • アドベンチャー(抽選)の参加費用
  • アーケードでのパワーアップアイテム
  • シチズンのレベルアップに消費

DONを貰うには

DONのおもな貯め方は次のとおりです。

1.チェックイン
「ボーナスDON」ページで、毎日DONを受け取れます。シチズンの保有数に応じて貰えるDONが増えます。

2.友達を紹介
友達1人あたり100 DONが貰え、紹介された方は300 DONが貰えます。最大20人まで招待できます。

3.NFTを購入する
次の画像のとおり、マーケットプレイスでの決済額に応じてDONが付与されます(2023年7月時点)

4.「+DON」属性持ちのNFTを保有する
「+DONプロパティ」と言う属性を持っているNFTを保有すると、毎日貰えるDONにボーナスがかかります(一番高い数値のみ適用される)

DOSIウォレットとは

https://dosiwallet-jp.landpress.line.me/dosiwallet

DOSI Walletとは、LINE系列が提供する仮想通貨&NFT保管ウォレットで、LINEが今とても力を入れているweb3サービスのひとつです。
DOSIで獲得したNFTなどはすべてDOSIウォレットに保管されます。

公式サイトのDOSI Walletってなに?に書いてあるとおり、「LINEアカウント」があればすぐにウォレットを作成できるので、難しい手間が一切ありません。

DOSIウォレットの実績

  • 韓国のテーマパーク「ロッテワールド・アドベンチャー釜山」オープン記念NFTの配布
  • クレジットカード、デビットカード、LINE Pay、Naver Payに対応
  • 2023年3月、LINE BITMAX WalletがDOSIウォレットにサービス統合済み
  • など他多数

ここが「推し」ポイント!

個人的にDOSIとDOSIウォレットが優秀だと思う点を挙げてみました。

1.「LINEでログイン」が優秀すぎる!

LINE系列だけあって、DOSIウォレット作成を含むすべてのサービスが「LINEでログイン」一発で解決します。あまりにもカンタンで、あまりにも日本人好みです。

LINEの日本人利用率は20代で98%というデータもあるほど普及しています。それを考えれば、このログイン方法は他にウォレットで真似のしづらい、圧倒的な強みです。

2.フリープレイと課金プレイのいいとこ取り!

いわゆる無課金ユーザーであっても、かならずシチズンを1個保有した状態でスタートします。

Lv1シチズンが1体でもいれば毎日DONが20枚貰えるので、抽選にも参加できるし、アーケード(ミニゲーム)でシチズンが増えるチャンスもあります。無課金でもちゃんと遊べるのはたいへん好印象です。

そこで「もっとDONが欲しいな」とか「無課金だけどLv1シチズンが5体集まってしまった」となれば、課金する動機も生まれるというものです。

LINEはきわめて大衆に浸透している企業なので、この辺の設計はよく考えているように思いました。

3.アジア屈指の伸びしろ!

https://dosi.gitbook.io/dosi-eng/dosi/dosi

DOSIアカウント数は累計540万以上。
特にここ数ヶ月の伸びがハンパないです。韓国発だけあって、アジアを中心に爆発的な伸びしろがあります。

日本もこの「アジアのチームプレイ」に加われば、あるいはGAFAMを打倒しうるのでは…!?

4.決済手段が優秀!

仮想通貨決済はもちろん、クレジットカード、デビットカード、LINE Pay、Naver Payといった決済に対応しています。

※現状日本非対応のサービス、決済方法がありますが、今後法規制に対応した形でのリリースを進めていくという話を伺いました

懸念とか、課題とか

日本未対応サービスがまだまだ多い?

一部のサービスは、日本のIPからアクセスできません。現在は日本の法規制に対応できる形で整備を進めているとのことです。

アクセスできないサービスの一例

  • GAME DOSI(DOSIアーケードとは別モノ)
  • DOSI LAND
  • 一部のNFT購入

今回は以上です。

次回は、今回掲載しきれなかった点をご紹介します。

DOSIの重要な付加価値「ブランドストア」とは?

公式リンク

DOSIシチズン
https://citizen.dosi.world/

DOSI Walletってなに?
https://dosiwallet-jp.landpress.line.me/dosiwallet#textGroup_qjd

LINEブロックチェーンエクスプローラー
https://explorer.blockchain.line.me/finschia

DOSIホワイトペーパー
https://dosi.gitbook.io/dosi-eng/

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