3/30(木)の定期イベントでは、雑談形式の「初心者向けBCG講座」を開催しました。
本記事で内容を振り返ります。
語り手:onchan
仮想通貨を使ったゲームって安全なの?怖いんですけど!?!?
日本で仮想通貨が怪しいと言われる理由は、昔、情報商材屋の詐欺的な販売手法が流行っていたことがあったからです。仮想通貨は、FXなどと比べると時価総額はまだまだ低く、取り組んでいる人も増えてるとはいえ、まだ一般的とは言えません。
その中でも、仮想通貨を活用したゲーム(ブロックチェーンゲーム)といえば、「歩くだけでお金が増える」「ゲームするだけでお金が増える」という言い方をされることがあり、一見すると、とても怪しいものです。
ですが、これらは正しい知識を持てば、安全に遊ぶことができます。
仮想通貨とは?
仮想通貨をかんたんに言うと「デジタル通貨」です。
数年前からビックカメラが仮想通貨払いに対応するなど、仮想通貨の使えるお店も徐々に増えています。
仮想通貨には大別して2種類あります。それは「ビットコイン(BTC)」と「アルトコイン」です。
- イーサリアム
- リップル
などいろいろな「BTC以外」のコインがありますが、これらはすべて「BTC以外」なので、「アルトコイン」に分類されます。
「草コイン」とは
時価総額の低い(≒売上の少ない)コインのことを指します。
ブロックチェーンゲームはほとんどの場合「草コイン」に分類されると言っていいです。
仮想通貨の取引できる場所
大別して2種類あります。
CEX:中央集権型の取引所のこと。例えばバイナンス、コインチェックなど。企業がすべて仮想通貨の売り買い・出し入れを管理しているところ。
DEX:分散型の取引所のこと。例えばユニスワップ、パンケーキスワップなど。CEXと違い、基本的に管理者がいません。コントラクト(プログラム)がすべての取引を管理、操作しています。
ブロックチェーンとは?簡単な仕組みと種類
私たちがブロックチェーンゲームをプレイする時、必ず経由するのが「ブロックチェーン」です。
ブロックチェーンでは、「お金や通貨のやり取り」ができて、どんな内容であっても取引をすると、かならずレシート(=ブロック)のようなものが発行されます。
ブロックチェーンでは、すべての取引履歴はインターネット上の「ブロック」に刻まれます。これがチェーン上にすべて繋がっているから「ブロックチェーン」です。
ブロックチェーンの中身は誰でも見ることができて、見ると「取引履歴」がすべて分かるため、「企業が隠れて横領する」といったことが出来ない、と言われています。
ブロックチェーンの種類
ブロックチェーンの種類は、とてもたくさんあります。
代表的な例:
- イーサリアムメインネット
- BSC(BNBチェーン)
- ポリゴンメインネット
- オアシスメインネット
- クレイトンチェーン
チェーンとチェーン間は行き来することが「可能」です。しかし言うなれば、旅行するときに「国」をまたぐような、少しの煩雑さがあります。
メタマスク、使おう
メタマスクについて:超万能ウォレットなのでぜひ使いましょう。グーグルクロームのアドオンなどでブラウザに機能追加できます。
メタマスクを使うときは「シークレットリカバリーフレーズ」はかならず保存しておきましょう。
慣れてきたらメタマスクよりも便利なウォレットもありますが、まずはメタマスクでOKです。
ガス代とは?
ガス代は、取引を実行するときに必要な「費用」です。銀行の送金手数料のようなものです。
これがないと取引はできませんので、ウォレットには少量のガス代(0.1〜)入れておく必要があります。
- イーサリアムメインネット:ガス代は「ETH」
- BSC(BNBチェーン):ガス代は「BNB」
- ポリゴンメインネット:ガス代は「MATIC」
- オアシスメインネット:ガス代は「OAS」
- クレイトンチェーン:ガス代は「Klay」 などなど
他にもAptosなど本当に様々ありますが、まずは上記くらいを覚えておくとブロックチェーンゲームに馴染めると思います。
NFTとは?
NFTとはノン・ファンジブル・トークンの略です。
これまでリアルの世界では絵やアートに「証明書」を付けるのは難しいことでした。
ですがNFTはデジタル証明のようなもので、「このNFTは世界に1個しかない」「このNFTは誰が作った」ということを証明する手段を持っています。
ブロックチェーンゲームで言えば、NFTの役割は「ゲームのキャラクター」とか「武器」とか「ペットモンスター」とか、あるいは「ゲーム内でのスニーカー」だったりする場合が多いです。
ブロックチェーンでは現在「ゲーム内にNFTを送って、その中でNFTを使ってゲームを遊ぶ」ことが多いです。
これまで「普通のゲーム」では、強化した装備品やキャラクターを「売る」なんて選択肢はなかなかありませんでした。しかしNFTだったら、NFTを買う人がいる限り、それらを売却してお金にできます。
ネットゲームではRMT(リアルマネートレード)ができるものもありましたが、多くの場合はRMTは「禁止」されています。いっぽう「NFT」であれば、NFTを売買できるサイトが公にあるわけなので、RMTにかなり近いことが行えます(その売買が合法かどうかは、国や法によって解釈が異なります)。
NFTが売買できるサイト
Opensea(オープンシー):色んなNFTがここで売買されています。個人でNFTを出品することもできます。
Opensea以外:Openseaを使わず、独自のマーケットプレイス(売買サイト)でNFTを売買していることがあります。
Opensea以外を使う場合、詐欺的なサイトに注意が必要です。お金を抜かれる危険性があります。
Opensea以外を使うなら、そのプロジェクトが安全かどうかはよく確認しましょう。
⑤実際に購入から入金までの流れ
「コインチェック取引所」を使った仮想通貨購入方法は、過去の記事をご覧ください!
【動画つき】仮想通貨の買い方を徹底解説!
https://medium.com/@japangamingguild/2-2651906c534e
なお、出金時の「チェーン選択」を誤ると資金が行方不明になる可能性があるので注意しましょう。
慣れるまでは少額で送金を試して反映されるかを確かめた方が良いです!
ゲームでの稼ぎ方
ブロックチェーンゲームでの稼ぎ方は、ゲームによってまったく異なります。一例をどんどん挙げていきます(これらの内容は、とてもとても簡単に説明しています)
CyBall:NFTキャラクターを購入して、そのNFTでサッカー対戦をします。勝つとトークンを貰えます。トークンは週1回集金して、売却できます。キャラを有料で貸し出すなどもできます。
STEPN:スニーカーのNFTを持って、毎日歩くとトークンが貰えます。スニーカーを強化して、買った時より高値で売却することも狙えます。
SPEED STAR:馬のNFTをオス/メスで掛け合わせて子どもを生んで売却したり、レースに出走させてお金を稼ぐなどします。
WinGoal:ゲーム内にNFTを入れると、それがキャラとして反映され、使えます。そのキャラでサッカーゲームをしてトークンを稼ぐことができます。
BIG TIME:敵を倒すとまれにNFTを落とします。それをゲーム外で売買することで稼ぎになります。
ゲームによって本当にいろんな手法があります。やりたいゲームがあればみんなで調べて、どうやって収益を得られる仕組みなのか考えてみましょう。稼ぎ方は、ゲーム運営が「こうやって稼ぐんだよ」と言った方法だけではない(抜け道がある)のが、面白いところです!
チェーンの移動
「ポリゴンチェーン」に入っているお金を、「BNBチェーン」に送りたい場合は?
例: MATICをバイナンスの「MATIC用アドレス」に送る ↓ MATICをバイナンスで受け取ったらそのまま出金する 出金時に「BNBチェーン」を選択する
バイナンスを使わず「ブリッジ」ができるサイト(DEX)もあります。
困ったこと、わからないことがあれば、JGGメンバーに何でも質問してみてください!!!